カテゴリ:モダニズム


09日 4月 2020
近代建築の中でこれほど自由に造形力を発揮した建築は珍しい。大正時代の若い建築家の今まさに羽ばたこうとする意欲がビシビシと伝わってくる。完全な形で現存する極めて貴重な建築である。
03日 11月 2019
象設計集団がはじめて沖縄に実現した本格的な建築。沖縄の風土を読み、解釈し、市民とともに作り上げた、非常に開放的な公民館。
25日 5月 2019
熊本城二の丸公園で、熊本城と対峙するように公園の西端に静かに佇む美術館は、手慣れた打ち込みタイルで覆われ、大きなホールを持った、前川國男晩年の傑作である。
21日 4月 2019
戦後の貧しかった時代にレーモンドが心を込めて設計した小さな木造の教会。 世田谷の住宅地の中につつましく建っている。控えめだが、信者たちに愛され大切にされ美しい姿をたたえている。
28日 9月 2018
前川国男の代表作。打ち込みタイル、エスプラナードなど、円熟期の前川の技法が出そろったのがこの作品。都市と建築の融合という生涯のテーマが最も大胆な解決に向けて追求され見事にここに結実している。
30日 8月 2018
バルト三国の二つ目はラトビアの首都リガ。バルト海に開けた最大の港湾都市として繁栄した。建築もそれに比例して質量ともに見応えがあった。ここにはリガ集市内の建築を紹介する。新市街のユーゲントシュティールは別頁に。
16日 8月 2018
バルト三国の建築を見てきた。エストニア、ラトビア、リトアニア、どこもよく似た文化、建築を持っているが、それぞれ特徴がある。 まず、リトアニアの首都ヴィリニュスから歩きはじめる。
02日 1月 2018
円形のガラスの建築に大小の立方体の展示室が挿入された単純明快な構成だが、じつに楽しい空間が次々に展開し、十分に楽しませてくれる。美術館の空間を楽しみにくる観客も多い。現代建築の最高傑作と言ってまちがいない。
17日 4月 2017
丹下健三が東京の都市開発に並々ならぬ意欲を見せていたころ、電通の本社ビル計画が始まり、これを足がかりに大規模な開発を構想した。その片鱗をここに見ることができる。
29日 1月 2017
世田谷の成熟した街の中に残された前川國男設計の都市のコア。保存か開発か世田谷区民はどんな決断を下すのか、見守りたい。

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案内する人

 

宮武先生

(江武大学建築学科の教授、建築史専攻)

 「私が近代建築の筋道を解説します。」

 

東郷さん

(建築家、宮武先生と同級生。)

「私が建築家たちの本音を教えましょう。」

 

恵美ちゃん

(江武大学の文学部の学生。)

「私が日頃抱いている疑問を建築の専門家にぶつけて近代建築の真相に迫ります。」

 

■写真使用可。ただし出典「近代建築の楽しみ」明記のこと。