釜山シネマセンター

釜山シネマセンター 設計:コープ・ヒンメルブラウ
釜山シネマセンター 設計:コープ・ヒンメルブラウ

1911年釜山で行われた釜山国際映画祭の会場として建設された釜山シネマセンター。建築はウィーンを拠点に活躍する建築家集団コープ・ヒンメルブラウだ。

幾何学的な造形を嫌い、大胆なデザインで世界を驚かせて来た集団だけに、ここでも一点支持の巨大なキャンチレバーの屋根という驚くべきデザインが展開していた。

巨大な屋根を支える支持部材と斜路
巨大な屋根を支える支持部材と斜路

10,000平米、高さ163メートル、幅62メートル、重さ4,000トン、ビッグルーフという巨大な片持ち梁(キャンチレバー)はなんのためにつくられたのか。この空間がなんのために使われるのか。いささか理解しにくい。

寒風の吹き抜ける広場は立っているだけでもつらい。

旋回しながら上昇する斜路
旋回しながら上昇する斜路

旋回する斜路も、あまり必然性が感じられない。これ見よがしの大げさなデザインのような気がする。中央に立っている人のなんと小さいことか。

巨大な彫刻
巨大な彫刻

胸を突き抜ける鳥は何を意味しているのか。

1階大ホール
1階大ホール
シネマコンプレックスの1階ホール
シネマコンプレックスの1階ホール

シネマウンテンと名付けられたシネマコンプレックス。1階から6階まで大、中、小の映画館が用意されている。

釜山シネマセンターの夜景(パンフレットから)
釜山シネマセンターの夜景(パンフレットから)

夜間にはビッグルーフの下側の41,832組のLED照明が点灯して、変化する映像を楽しめるらしい。残念ながら、夜景を見ることができなかったので、この写真はパンフレットからとらせせてもらった。

これを見るかぎり、この建築集団はこけおどしを斬新な建築デザインと思っているらしいが、建築の本質を分かっていないようだ。

案内する人

 

宮武先生

(江武大学建築学科の教授、建築史専攻)

 「私が近代建築の筋道を解説します。」

 

東郷さん

(建築家、宮武先生と同級生。)

「私が建築家たちの本音を教えましょう。」

 

恵美ちゃん

(江武大学の文学部の学生。)

「私が日頃抱いている疑問を建築の専門家にぶつけて近代建築の真相に迫ります。」

 

■写真使用可。ただし出典「近代建築の楽しみ」明記のこと。

 

ブログ目録