2012年

9月

05日

仁寺洞(インサドン)のショッピングモール「サムジキル」

ヤナギのある町並。なにやら風情のある商店街だ。

 

店は骨董店らしい。屋根に草が繁っているぞ。後ろの建物もなんだか不思議だ。

 

中は、近代建築だ。外側の印象とはまるで違うモダニズムだ。しかも非常にシャープだ。切れ味がいいぞ。

 

おお!エントランスの大階段。柱のイラストがすごい。コンクリートの柱が樹になっているじゃないか。面白いぞ。

 

登ってゆくと、中庭を囲んだ廻廊になっていた。廻廊は緩やかな斜路になっている。廻りは小さな店がいっぱい。ここはソウル中心部インサドンの真ん中だけあって、文房具、骨董など小物を中心としてあらゆる店が沢山入っている。

 

中庭を囲んだショッピングモールになっていたんだ。廻廊が全て斜路、なんだか原宿の「表参道ヒルズ」と似ているなあ。もっとも表参道は全部地下に埋められているのに対して、ここは地上だ。明るくきもちがいい。

「表参道ヒルズ」の竣工は2006年1月、ここ「サムジキル」は2004年オープン。ここの方が2年早い。しかし、表参道は着工が2003年と工事期間が長いことを考えると、設計、着工はほぼ同時と見ていいのではないか。不思議な一致に驚く。

 

おお!最上階はまるで、山の小道だ。左側ガラスの中はコーヒーショップと書店がまざった店。おしゃれだなあ。自然がこんなに入り込んでいるとは。

 

おや、屋上に出たぞ。屋台がある。なかなか楽しそうだ。なかなかよく出来ているではないか。満足、満足。

 

エレベーターで一気に下へ降りる。裏口がここだ。この建物の名前が書いてある。ハングルは読めないが、英語でssamziegil「サムジキル」というらしい。中庭の屋台が見えている。

 

見上げると、おお!黒い煉瓦の大きな壁。城壁のようだ。この建築は色んな顔をもっているぞ。伝統と近代とさらに自然指向だ。なかなかやるではないか。

今回はちょっと日本を離れてみた。ソウルにもなかなか興味深い建築があった。感心した。

この「サムジキル」というショッピングモール、設計者は延世大学のチェ・ムンギュ教授だと、友人の朴‎賛弼氏が教えてくれた。

仁寺洞(インサドン)のメインストリートの中ほどにある。

 

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コメント: 1
  • #1

    七誌 (月曜日, 07 4月 2014 15:19)

    着工時期が2003年で2006年に完成、表参道ヒルズが2008年
    これは偶然ではなく単にパクリじゃないですかね。
    オマージュといえば聞こえはいいでしょうが、着工時の設計図を元にアレンジして先に完成させただけでしょう。

案内する人

 

宮武先生

(江武大学建築学科の教授、建築史専攻)

 「私が近代建築の筋道を解説します。」

 

東郷さん

(建築家、宮武先生と同級生。)

「私が建築家たちの本音を教えましょう。」

 

恵美ちゃん

(江武大学の文学部の学生。)

「私が日頃抱いている疑問を建築の専門家にぶつけて近代建築の真相に迫ります。」

 

■写真使用可。ただし出典「近代建築の楽しみ」明記のこと。